【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜


なんて、まるで観察されているみたいで。


琉衣くんと一緒にいると、私までジロジロ見られる。


こんな人の彼女になったらさぞ大変だろうなぁと思う。


だけど今は彼女がいないっていうんだからそこは少し不思議だ。


別に彼女のフリだなんて、私じゃなくても頼める子たくさんいそうなのにな…。




電車を降りて駅から少し歩くと、すぐにお店は見つかった。


ヒロセっていうレンガ造りの可愛らしいお店。


まだ11時過ぎだっていうのにもうすでに軽く行列ができてる。



「…はっ?なんだアレ。オープン11時半だろ?

もうこんな並んでんのかよ」



私と琉衣くんはその最後尾にしぶしぶ並ぶことにした。


するとすぐ後ろにまた何組もあとが続く。


どれもみんなカップルだらけで、それはそれは賑やかだった。