【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜


「な、なにっ…?」


「なんでそんな離れて歩くわけ?」



えっ…!?



「そ…そんなつもりじゃ…」


「そんなに俺の隣歩くの嫌なのかよ?」



えぇ〜っ…!!



「ち、違うよ…!!

琉衣くんこそ、わ…私の隣歩くの嫌なんじゃないかって…!

私こんな格好してるし!!」



そうだ。


私はむしろ琉衣くんにそう思われてるんじゃないかと思って…



「はァ?何言ってんのお前」



琉衣くんは急に立ち止まったかと思うと、呆れたような顔をして私を見下ろす。


そして私の片腕をぎゅっと掴むと、そのまま引っ張ってスタスタ歩き出した。



どきっ…。



わぁぁぁ…、なんか……


手、繋がれてるみたい…



「別に…けなしてねぇだろうが」


「えっ…?」



琉衣くんは前を向いたままつぶやく。



「俺は別に…似合わないとは言ってない」