【完】俺の言うこと聞けよ。〜イジワルな彼と秘密の同居〜


そんなことあるわけない!


あるわけないけど…

逆に引かれたらどうしよう…。



不安な気持ちで静香さんとリビングに戻る。


すると、



「…ふぁ〜、よく寝た」



ちょうど琉衣くんが起きてきたところだった。


スウェット姿で目をこすりながら冷蔵庫を開ける。


そしてミネラルウォーターを取り出して一口飲んだ。



「なぁ、俺コーヒー飲みたいんだけど」


「あらおはよう琉衣。

コーヒーくらい自分で作りなさい?」


「あァ?んだよケチだな。

じゃあ亜里沙作って。

俺ミルク無し砂糖アリで……って、」



…どきん。



その時今日初めて目が合った。


琉衣くんは私を見るなり目を丸くして黙り込む。



うぅ…やっぱり変かな…?


引かれてる…?



「お、おはようっ…!//

コーヒーだよね?私作るよ!」



ドキドキしながら声をかけた。



「まぁ、亜里沙ちゃん甘やかさなくていいわよ!

ていうか琉衣、見てよこれ!可愛いでしょう?

私が見立てたのよ〜♡」



静香さんは後ろから私の肩に手を置いて琉衣くんにホラ、と見せびらかす。


だけど琉衣くんの口から出た言葉は…



「………は?誰お前…」