おそるおそる窓から覗いてみる。
すると琉衣くんの足が見えた。
琉衣くんはいつものようにベランダの手すりに寄りかかって外を見てるみたいだ。
私はガチャッとドアの鍵を開けた。
ーーガラッ、
窓を開けると吹き込んでくる涼しい風。
ふわっと長い髪がなびいて浮かび上がった。
琉衣くんは私が現れると一瞬こちらを向く。
だけどすぐに視線を元に戻した。
「……なんだよ。
何しに来たんだよ」
ふてぶてしい声に少し緊張する。
だけど、なんだかその姿は寂しそうにも見えてほっとけなかった。
「お…お風呂どうぞって言おうと思って…」
「あっそ」
うっ……



