もっと、君に恋していいですか?

その頃。

ようやく少し客足が落ち着いてきた加賀美SASSでは、薫が遅すぎる昼食を取っていた。

(もうすぐ6時か…。昼食って言うより、これもう夕食なんじゃ…。)

順番にスタッフたちに休憩を取らせているうちに夕方になり、自分の昼休憩を後回しにしている間にこんな時間になってしまった。

薫はSAのコンビニで買ったおにぎりを食べながら、パソコンを見て夜のスタッフが入る時間を確認する。

通常は6時に出勤するスタッフの中で、昼のメンバーの穴埋めのためにお昼まで働いていたスタッフには、8時に出勤してもらう事にしておいた。

夜勤のスタッフがそろうまでは自分が頑張るしかない。

(なんとかなるかな…。)

薫はおにぎりの最後の一口を口の中に放り込んで、お茶で流し込んだ。