もっと、君に恋していいですか?

SS部に戻ろうと廊下を歩いていると、梨花と数人の後輩たちが休憩スペースで飲み物を買っているところに遭遇した。

「わぁ!卯月さん、カッコいいですねぇ!!」

上半身脱いだつなぎの袖をお腹の前で結んだ薫の姿を見て、梨花が嬉しそうに声を掛けた。

「カッコいい…?むさ苦しいの間違いじゃないの?汗臭いし…。さすがにこのまま出掛けるのって、ヤバイよね…。」

薫の言葉に梨花が目を輝かせた。

「デートですか?」

「いや、笠松くんと石田さんたちと一緒にビアガーデンに行くんだけどね。」

薫が答えると、梨花は更に目を輝かせる。

「わぁ、楽しそうですねぇ!!私、行った事ないんです!行ってみたいなぁ。」

梨花の意外な反応に、薫は怪訝な顔をした。

「でもビアガーデンだよ?長野さん、確かビール飲めないんじゃなかった?」

「そうなんです。だから余計に行く機会がないんですよ。女子ばっかりだと、なかなか行かない場所だし…。」