もっと、君に恋していいですか?

ありさの手を引いて、前川は深海魚の水槽を目指す。

「なんで深海魚?」

「暗いと目立たないから。」

「何がですか?」

「オレの表情とか。」

「え?隠したいんですか?」

「うん。照れるから。」

「なんで?」

「好きな子と手繋いでるから。」

「好きな子…って…。」

「ありさちゃん。」

「わ、私…?」

「うん。オレの彼女になって欲しいんだけど。いい?」

「い……いいんじゃないでしょうか…。」