もっと、君に恋していいですか?

海から上がった後は、ペンションのお風呂に入った。

女風呂では梨花だけでなくありさと美咲まで、初めて一緒にお風呂に入る薫の裸を散々眺めたので、薫は恥ずかしさのあまりのぼせそうになりながら、慌てて入浴を済ませた。


夜にはペンションでビールを飲みながら、海の幸のバーベキューを堪能したり、近所のスーパーで買った花火をしたり、賑やかに夏の夜を楽しんだ。

男女で部屋を別れた後は、それぞれの部屋でお酒を飲みながら恋バナが始まり、まずは薫と志信が標的にされ、普段はなかなか話さないプライベートな話を、同僚たちから根掘り葉掘り聞き出された。

そういった話をするのが苦手な薫も、興味津々の様子で身を乗り出して来る後輩たちには勝てなくて、ポツリポツリと照れ臭そうに話した。

志信は割と正直に話すので、一気にノロケ話になってしまい、聞いている方が恥ずかしいと、志信の話は早々に打ち切られた。

それからは同僚たちが誰と付き合いたいとか、誰が好きだとか、このメンバーの中にその相手がいるとか、いい歳をした大人が夜遅くまで、まるで学生のように恋バナに華を咲かせた。

薫にとっては会社を離れた場所で同僚と遊んだり旅行したりするのは初めての事で、妹のような後輩たちと、こんな関係もいいなと嬉しく思った。