もっと、君に恋していいですか?

なんとか落ち着きを取り戻した薫が志信から離れようとすると、志信は薫の体をギュッと抱きしめた。

「志信…?」

「絶対にオレが薫を幸せにするから。」

「うん…嬉しいけど……。」

「あ…そうか。」

志信は薫から手を離して、キョロキョロ辺りを見回した。

「良かった…誰も見てない…。」

(誰かに見られてたらエライ事だよ…。)

「みんな遊びに行ってるんだね。せっかくだから、私たちも川辺に行こうか。」

薫が立ち上がろうとすると、志信はもう一度薫を引き寄せて、顔を近付けた。

「しっ…志信?!」

「大丈夫。誰も見てないから。」

志信は薫の唇に優しく触れるだけの短いキスをした。

「もう…。ダメだよ…。」

薫は真っ赤になってうつむいた。

「じゃあ、続きは帰ってからゆっくりな。」

「うん…。」