もっと、君に恋していいですか?

カーテン越しの日の光に目を覚ました志信は、すぐ隣で眠っている薫の寝顔を見て微笑んだ。

(目が覚めた時に薫が隣にいるって、幸せだな…。)

志信にしがみつくようにして裸のままスヤスヤ寝息を立てている薫の肩をそっと抱いて、額にキスをした。

薫は額に触れた志信の唇の感触に、ピクリとまつ毛を揺らす。

(かーわいい…意外とまつ毛長いんだな…。)

志信は普段とは違う無防備な薫の寝顔をじっくりと眺めた。

(他の女子と違って普段から化粧っけないからな。寝起きの顔も普段とあまり変わらない…。かわいくないなんて誰が言い出したんだろう?スッピンでもこんなにかわいいのに…。結構、美人だと思うぞ…?)

夕べ、志信の“幸せにする”と言う言葉に嬉し涙を流していた薫を思い出し、志信の胸の奥がまたキュッと音を立てた。

(薫、どんだけかわいいんだよ…。自覚ないのかな…?)

まだ付き合い始めたばかりなので、今すぐ結婚と言うわけにはいかないが、いつかは薫と一緒になれたらなと志信は思う。