加賀美の事務員の女性に言われた言葉が頭を巡る。
“仕事もいいけど、好きな人のためにオシャレしてキレイになるのも、素敵な事よ。”
ずっと仕事に必死で、2度と恋愛はしないと思っていた頃は特に、女性である自分自身と向き合おうとはしなかった。
誰になんと言われようが仕事さえあればいいと思っていたし、女らしくないとか、女のくせにかわいげがないとか陰で言われても、仕事のできない男のやっかみだと受け流していた。
だけど今は、志信がかわいいと言ってくれると嬉しいし、志信が喜んでくれるなら、キレイになりたいとも女らしくなりたいとも思う。
(すごいな…志信が私を変えたんだ…。志信にもっと好きになってもらいたい…。ちゃんと胸張って“志信の彼女です”って言えるように、私、もう少し頑張ってみようかな…。)
薫は鏡を覗き込んで、マジマジと自分の顔を眺めた。
(志信はそのままの薫が好きだって言ってくれるけど…志信が自慢したくなるような彼女になれたらいいな…なんて…。)
自分の考えに少し恥ずかしくなり、薫は鏡の前から離れた。
急に自分を変えられるとは思わないが、少しずつでも努力しようと薫は思った。
“仕事もいいけど、好きな人のためにオシャレしてキレイになるのも、素敵な事よ。”
ずっと仕事に必死で、2度と恋愛はしないと思っていた頃は特に、女性である自分自身と向き合おうとはしなかった。
誰になんと言われようが仕事さえあればいいと思っていたし、女らしくないとか、女のくせにかわいげがないとか陰で言われても、仕事のできない男のやっかみだと受け流していた。
だけど今は、志信がかわいいと言ってくれると嬉しいし、志信が喜んでくれるなら、キレイになりたいとも女らしくなりたいとも思う。
(すごいな…志信が私を変えたんだ…。志信にもっと好きになってもらいたい…。ちゃんと胸張って“志信の彼女です”って言えるように、私、もう少し頑張ってみようかな…。)
薫は鏡を覗き込んで、マジマジと自分の顔を眺めた。
(志信はそのままの薫が好きだって言ってくれるけど…志信が自慢したくなるような彼女になれたらいいな…なんて…。)
自分の考えに少し恥ずかしくなり、薫は鏡の前から離れた。
急に自分を変えられるとは思わないが、少しずつでも努力しようと薫は思った。



