(あ…。薫から返信来た…。)
喫煙室でタバコを吸っていた志信が、スマホの受信画面を開いて口元をゆるめた。
“わかった、楽しみにしてる。
今日もすごく暑かったよ。
早くビール飲みたい。”
相変わらず短くて飾り気のない薫からのメールに、志信は思わず微笑んだ。
(今日は金曜日だからな。ゆっくり飲めるし…その後もずっと薫と一緒にいられる…。)
付き合い始めて間もない頃、二人の間でいくつかの決まりを作った。
そのうちのひとつが、
“泊まるのは休みの前の日だけ。”
暗黙の了解で
“必ず避妊をする。”
“泊まらない日はキス以上の事はしない。”
そしてもうひとつ。
“会社の人との付き合いを優先する。”
どれも二人で決めたと言うよりは、薫が決めたに等しい。
喫煙室でタバコを吸っていた志信が、スマホの受信画面を開いて口元をゆるめた。
“わかった、楽しみにしてる。
今日もすごく暑かったよ。
早くビール飲みたい。”
相変わらず短くて飾り気のない薫からのメールに、志信は思わず微笑んだ。
(今日は金曜日だからな。ゆっくり飲めるし…その後もずっと薫と一緒にいられる…。)
付き合い始めて間もない頃、二人の間でいくつかの決まりを作った。
そのうちのひとつが、
“泊まるのは休みの前の日だけ。”
暗黙の了解で
“必ず避妊をする。”
“泊まらない日はキス以上の事はしない。”
そしてもうひとつ。
“会社の人との付き合いを優先する。”
どれも二人で決めたと言うよりは、薫が決めたに等しい。



