もっと、君に恋していいですか?

薫は他の4人を車に乗せて、本社に戻る事になった。

翌日から本社は盆休みに入るので、再び加賀美SASSのヘルプに向かうまでの数日間は、ゆっくりと体を休める事が出来る。

「本社は明日から盆休みかぁ…。うちのSSは土曜も営業だから行けないけど、明日、本社主催のバーベキューですねぇ。」

「オレはたまたま休みだったから行く予定だったけど、今はゆっくり体を休めたいな。」

「オレも…。」

後部座席の3人の会話を聞いて、薫もバーベキューに参加する予定だった事を思い出した。

(どうしようかな…。志信が行くなら一緒に行きたいけど…。)

車を運転しながら、薫はまた、志信の事を考えて不安になった。

(ずっと連絡もしないで、心配してるかな…。それとも怒ってるかな…。もう好きじゃないって言われたらどうしよう…。)

志信に会ったらすべてを話して、とにかく素直に謝ろうと思いながら、薫は車を走らせた。

往きは2時間ほどで加賀美に着いたのに、帰りは渋滞していて、思ったように車が前に進まない。

(早く帰りたいのに…。)