もっと、君に恋していいですか?

やけに盛り上がっている同僚たちの方を志信が振り返った。

「やけに盛り上がってるな。」

「いや、だってさ…。」

「この子たちが、笠松と卯月さんは付き合ってるのかって言うから…。」

「えっ…。」

「有り得ないよな?相手はあの卯月さんだぞ?いくらなんでもなぁ…。」

(オレと薫が付き合ってるのって、そんなに有り得ない事なのか…。やっぱ格差があり過ぎるから?)

志信の複雑な気持ちに気付く様子もなく、同僚たちは笑っている。

「卯月さんって、仕事以外で笑う事なんてあんのかな?」

(え?)

同僚の意外な言葉に、志信は顔をしかめた。