もっと、君に恋していいですか?

共通の話題がある事で、なんとなく会話が続いた。

常連客の話やマネージャーの口癖、SSの近くにあった美味しいお好み焼き屋の話。

えりかと楽しそうに話している志信の様子を見て、志信の同僚たちは意外そうな顔をした。

「笠松が初対面の女子と笑って話してるぞ。」

「珍しいな。笠松が仕事以外であんなに女子と話してるの、長野さんと卯月さんくらいしか見た事ないよ。」

「アイツ、いいヤツだけど、女子には愛想ないもんな。合コンめんどくさいって言うし。」

同僚たちの会話を聞いた女子たちは、興味津々な様子で、声のトーンを少し下げて尋ねる。

「笠松さんって、卯月さんとやけに仲良さそうですけど…二人は付き合ってるんですか?」

同僚たちは一瞬顔を見合わせて、大笑いした。

「いや、それはないだろう。」

「だって、相手はあの…。」

「ないない、有り得ない。」