もっと、君に恋していいですか?

「えっ?!」

志信は思わず声を上げた。

(本社SSのサブマネ…アイツだ!!)

志信は敦が薫のそばにいる事を知ると無性に苛立って、ギリッと奥歯を噛みしめた。

「津村も一緒なのか…。」

石田がポツリと呟くと、志信は箸を置き、食べ掛けの冷やし中華を乗せたトレイを持って立ち上がった。

「笠松さん、もう食べないんですか?」

「もう食べたくない。」

トレイを下げてさっさと社員食堂を出る志信の後ろ姿を目で追いながら、梨花は怪訝な顔をした。

石田はやれやれと言いたげに肩をすくめた。

「石田さん、何かあったんですか?」

「ああ…。ややこしい事になってるな…。」