そこには、透の右手を両手で握った桃の眠る姿があった。 「桃………」 ホッとしていると、桃の髪色に気づく。 「あ、夜咲くん、藤倉さんに髪色戻しなさいって言っておいて頂戴」 …………桃色。 桃の髪が桃色に変わっていた。 「あ、じゃあ私ちょっと抜けるから」 ガラッっと音を立てて閉まるドア。