私が1階の保健室についた時にはもう透はベッドで寝ていた。



「富士峰先生、透は……透はどうなっちゃうんですか!?」


「落ち着いて、藤倉さん。夜咲くんなら心配いらないわ」


「え……………?」


「大丈夫。彼、ただの寝不足と貧血が重なっただけだから」



寝不足と………貧血?


私は驚くことしかできない。