「うーむ、夜咲、まだチャイムが鳴ってないからセーフだ」


「うっす」


「とっとと席につけ」


「うっす」



私より遅れてきた透はなんかボロボロ。


息も切らして……。


そう思っていると、透と目が合う。


『お、ま、え、の、せ、い、だ、!』