美園と大志の漫才のようなやり取りに

私が思わず笑うと、

「もう、笑わないでよー。」

と美園が大志から素早く離れながらも

やんわりと抗議した。

雅也が寝てしまった今、

結局、

私たちは特に何するわけもなくただぼうっとしていた。

昼間、海ではしゃぎ過ぎたからだろう。

今になってどっと疲れが出て全身がすごく重い。

まばたきも自然とゆっくりになってくる。

そしていつの間にか、

私たちはそのまま倒れるように寝てしまっていた。

心地いい潮風が吹く、開放的なリビングで。