羽ばたけなくて

「大志ぃ、私のエネルギーボール受けてみろー。」

「羽衣のボールなんか当たんねーっつうの。」

私の投げたボールを軽々ひょいと受け取り、

大志はさらにニヤリと笑う。

そんな私たちのやり取りから

すぐに4人でのボールパスへと移行する。

私も美園も大志も笑いながらボールを投げ合った。

いつもクールな雅也でさえも、

私たちと同じように笑っていた。

その珍しい雅也の純粋な笑顔に

私は内心ドキドキしながらも、

それを悟られないようにしつつ

4人でボールを投げ合った。

時間なんてすっかり忘れて、

心の底から笑いあいながら。