「_______Aコート、イソギンチャクチームの勝利!!」
Aコートでは、大人同士の熱い戦いが広げられ、結果今の通りとなった。
そして真と蒼空のいるBコートは______
「Bコート、しんそらチームの勝利です!!」
見事に勝利を収めていた。
最初のうちは、動きもバラバラでチームワークの欠片もなかったが、後半は何とか息が合ってきた。
今だってほら、あの2人がハイタッチしてる。
「よっし、次もじゃんじゃん行くぞ!!」
「おー」
どれくらいの時間が経ったか。
あれからというものの、2人は次々に相手チームを倒して行き、次はいよいよ決勝。
相手は_____山城くんだ。
凄い、山城くんも勝ち進んでいたんだ。
山城くんの隣にいる理系メガネの人は友達だろうか。
まぁ、それは置いておいて、いよいよ最後の試合が始まる。
「おおお!!今年はお若いこの2チームが決勝まで這い上がってまいりました!果たして、勝負の行方は!?」
コートの片隅では、熟練チーム達の悲痛な叫びが聞こえる。
「俺らも、年かあ……。すぐ腰にきちまう」
「若いもんには勝てねぇ!!くそぅ!」
「それでは、決勝戦………開始!!!」
盛大なホイッスルな鳴る。
会場中が歓喜に湧いた。
「んじゃ、行きますか!佐藤、サーブ頼む」
「ふっ、任せてください」
佐藤という彼は、人差し指でメガネのクイッとあげ、どや顔。
ちょっとイラッとする仕草ではあるが、綺麗なフォームでサーブをあげる。
「蒼空!」
「………よっと。真!」
蒼空から受け取ったトスを、勢いよく相手コートに打ち込む。
寸前…………
「あのフォーム、手の角度、そして視線…………山城くん、そっちです!!」
「おう、任せろ!」
メガネの彼は、完全に真が打ち込む場所を読み当て、その場所に近い山城くんに指示を出した。
「…………っ」
「あっぶねぇ。」
真が打ったボールは山城くんの手に確実に当たりはした。
だけど勢いが良かったのか、そのボールは拾いきれずそのまま線からでる。
つまり、しんそらの得点が1になった。
「わりぃ」
「いえ、今のは取れなくて当然でした。気にしないでください。次行きましょう」
冷静にもほどがある。
それに、彼の観察眼はなかなかだ。
「がんばれ、二人とも……」


