なぜその言葉を言ったのかはわからない


でもこれは自然とでてきた言葉




明日も会えるなんて保証どこにもないのにね。


私たちはいつか死んでしまう
 

それは今日かもしれないし明日かもしれないし1週間、1ヶ月、1年後……なんて可能性もある


でも私は決めた。


今を精一杯楽しもうってね



「きーちゃんは乗れるんだもんね!」



『うん』


私は足を思いっきり上げヒョイと乗ってみせた



『あ、家の近くにコンビニあるからそこまででよろしく』



「わかったよ!ちゃんと捕まっててね!じゃあ行くよっ!」



私が星に捕まった瞬間に走りだすバイク


ちょっと危なかったよ…落ちるかと思った



そういえば星のバイクは赤なんだ。


あ、皆自分の髪色なんだ。納得。



「きーちゃん!ついたよっ!」



『ありがとう』



私が馬鹿でかい声で道案内をし、ようやくついたコンビニ


もうやりたくない。明日声でなくなるかも…



私がそんなことを思っているとは考えてもいないだろう星は私の姿が曲がって見えなくなるまで手を振り続けてた