「俺たちは希依ちゃんに姫になってもらいたくて来たんだ」


また爽やかくんか………



『なぜ?』



「それはねぇ!きーちゃんを助けたいからだよっ!」



あ、いつもにましてキラキラスマイルだ


可愛い




『助ける?私を?』




「コクッ」



あ、いつも寝てる人がうなずいた


珍しい。ってダメダメ。今は真剣にならなきゃ



『私に助けなんて必要…』



ない。私は言えなかった。


なぜって?それは海がかぶせたから。



「希依。仲間って意外といいもんだぞ?こいつらなら信じても大丈夫だ」



『なんで……どうして分かるの?』



「ん?だって俺、神龍の総長やってたし?」



『初耳…』



ほんとに知らなかった…


ま、隠し事ぐらい誰にでもあるよ


実際私だって…ね?



「まー、とにかく!こいつらは大丈夫だ!この俺が保証する!」



「希依………なってくれるか?」


そういったのは意外にも総長だった