「…やめよ」

私は考えを放棄した。


なんとなく、今答えを出さない方がいいって感じたから。



私はのそりと起き上がると、いつものようにしたくを済ませた。


最後に鏡を見る。

「うわ…」

そこには寝癖だらけの頭、疲れきった自分の顔があった。

さぁ、どうしましょうか?


「…髪は、結んでいこ」

髪をスプレーで黒に染めてから、ツインテールにした。

おお、首まわりがスースーする。


「へぇ、髪だけでこんなに変わるんだ」


鏡を見て思う。


ツインテにしたおかげでちょっと幼くなってるけど、その髪型は自分にあってるって思った。

よし、今日はこれでいこう。


「…カラコンどうしよ」

眼帯だけでいっか。





―――――――あれ?







「…無い」



ウソ…どっかやった?

寝るときにはずした?

あれ、昨日つけてたっけ?


イヤ~な予感がした。



「…ま、まぁいっか?眼帯だけでわかるわけないし」


大丈夫、大丈夫…。


とはいっても、眼帯のかえはない。

しょうがなくカラコンを入れた。




ふわわわわわ~異物感!!