高一の体育大会は雨が降って中止になった。


頑張って作ったクラス期やパネルが雨に打たれて心なしか泣いているように見えた。




「お前って斎藤のこと好きなんやろ?」

「おもしーじゃん」

「ふーん」



否定をしない私に彼は確信した。





その数日後、

斎藤くんに告白して私は振られた。