「ねぇ、琉斗さん。お父さんたちは?」




「親父は今日から約1週間この屋敷にいねぇ。なんか会議があるんだとよ。狙われた時のために、数名の組員もついて行っている。」




あぁ、なるほど


なんかあったのかと思った


でも、安心している暇なんてなかった


それから二日後、事件は起こった…



狙われた…



お父さんたちじゃなく、この屋敷が…




「捺希、ぜってぇこの部屋から出るんじゃねぇぞ。」




とても鋭く、どこか優しい声



そう言って屋敷から出ていった琉斗さん



でもね、この約束は守れそうにないな