「そう?あっ、竜希。あのね、もう少しで赤ちゃんに会えるよ。
赤ちゃんと会うために、パパとちょっとお出掛けしてくるけど、いい子で待っててね。」
赤ちゃんに会えるの?
「僕、お兄ちゃんになるの?」
「そうだよ。だから、お留守番できるよね?」
「うん!」
やっと赤ちゃんに会える
その事に胸を弾ませていた
そんな穏やかな会話をしていると、またママの表情が変わった
「痛っ…!」
「10分間隔だな。病院行くか。捺希、歩けるか?」
パパは、必死に頷いているママを支えながら立ち上がり、玄関の方に向かっていった
僕は何がなんだかよく分からず、二人について行った
「珀、竜希頼んだぞ。」
「承知。」
そんな言葉を残し、二人は玄関から出ていった
ママ大丈夫なのかな?
「大丈夫ですよ。お母さんは強いですから。」
「ママは強いの?」
なんでママは強いの?
「お母さんは、喧嘩も強いですよ。組長と同じくらいに。」
やっぱり、喧嘩が強いと強いのか…



