極道に愛されて。



そう言って谷川君は屋上からいなくなった


子供の喧嘩だからそこまで酷い怪我はしなかった

ちょっと血が出てるくらい



トボトボと教室に戻ると、パパやママ、珀おじさんからたくさんの電話が来ていた


誰から連絡しようか迷っていると、パパから電話が来た




「もしもし?」




「竜希!やっと繋がった!今どこにいる?無事か?!」




すごい心配かけていたことに今気がついた




「学校にいるよ。何もされてない。どうしたの?」




「何も無いなら、それでいいんだ。珀が待ってると思うから、早めに帰ってこい。」




「うん、わかった。じゃあね。」




ブチッツ-ツ-ツ-


あっ、何もされてないって言ったけど、傷見られたらバレちゃうな…


そう思いつつ、待っているらしい珀おじさんのところに行った




「おかえりなさい。って、どうしたんですか?!その傷。」




こんなに慌てた珀おじさん初めて見た




「大丈夫だから。」