すごいバカにされている
パパは本当にカッコイイ
だけど、僕に喧嘩を無理にさせようとはしなかった
それだけなのに…
「やるよ…。」
「そうこなくっちゃな。」
やらなきゃまたパパがバカにされちゃう
それだけは嫌だった
そして、喧嘩が始まってしまった
この時から分かっていた
勝てるわけがないって
だって、僕は自分を守ることしか出来ない
それで、相手を倒せるわけない
数分後、決着はついた
「ハァハァハァ…」
「お前、本当に組の子なのか?こんな弱い組と谷川組が一緒にされるなんて、おかしいと思わない?」
周りから見たらおかしな会話かもしれない
でも、みんなは極道を全部一緒に見ている
血の繋がった息子が次の組長なることが多いって聞いたことがあるし、谷川君は僕の強さを試したんだろう
だから、この喧嘩には色んな意味の背比べがあった
「俺は、お前のことを極道の息子なんて認めないからな。」



