琉斗は夜中から仕事が入り、屋敷にはいなかった
それにしても、こんな時間に電話してくるのは珍しい
「…いや、何でもない。」
何でもないのに電話してくるわけないでしよ
しかも、なんか間があったし
「嘘つかないで。どれだけ私が琉斗を見てると思ってるの?」
だませるなんて思われてたんだ
出会ってからずっと見てきたんだから
「ハァ…。やっぱ、捺希には分かっちゃうんだな。
実はな、竜希の学校に、隣町を拠点とした組の組長の息子が転校して来たらしいんだ。」
「えっ?!それって大丈夫なの?」
神楽は極道ではあるが、市民のための組だ
でも、それをよく思わない組も少なくない
「まぁ、クラスは違うらしんだけど、ちょっと注意した方がいいかもな。
谷川組って組なんだけど、あそこは子供にも喧嘩を教えるらしいんだ。どんなに嫌がってもな。」



