極道に愛されて。




「だから俺はお前を帰さない。」




「バカじゃないの?」




本当バカ…




「私はあんたのこと大嫌い!」




こんな自分勝手な男なんて嫌い



惚れられても迷惑だし



それに…




私はもう、恋なんてしないんだから…




「この手、離してくれない?」




この時、私の表情はこれまでにないくらい“無”だった



私の腕を掴む手の力が少し緩み、力いっぱい振り払い、その場から走り去った…