嘘ツキの世界

前岡先生の授業はとてもつまらないもので

黒板に字を書いてそれをノートにうつすだけの

単純な授業。

先生は笑顔を見せない。

あんなんだから45年間も独身なんだろう。

「黒羽七星。黒羽七星!」

あっ。出席をとっていたんだった。

「は、はい。」

「ぼーっとしてないでちゃんと話を聞きなさい」
〝本当に気持ちの悪い子ね
なにかを考えるようにずっとどっか見ちゃってこんな子がクラスの生徒なんてやだわ。〟