「あとさ、俺が、そばにいるから安心しろよ?」

は?寒いんだけど何?

「キモいキモい……熱でも、あんじゃないの?」

橘、どうしたの?え、ついに、本当に壊れた?
「バーカ。だから、昨日みたいに男に触られたら大変だろ?俺が、そばにいるから。」

それって、ストーカーってこと?
あたしのそばにいる?
「いや、大丈夫です。ストーカーは、ちょっと……」

あたしが、言うと橘はおでこに怒りマークをつけてくる

「あ?なんで、俺がお前をストーカーしなきゃ行けないの?そんな、色気もないやつお断り。何かあれば叫べよってことだよ」


色気もないやつお断り……

いろけもないやつおことわり……

イロケモナイヤツオコトワリ……

絶対許さない‼

こんな、こんな、やつに助けなんか借りてたまるか!絶対、いい人他にいるもん。

ドキドキしてるのは、きっと、暑いから
走ってきたから。

「と、とにかく、あたしは戻るから」

「おう。じゃーな。」

じゃーな。じゃなくて……


「あんたも、教室に戻るのぉ!」


世話が焼けるんだから……