キミの隣 ~何度だって伝える~

ふぅ……

なんでなのかわかんないけど先生から雑用を頼まれた

いおと悠愛は合コンとか言ってるし、まこも気になる先輩とちゃんと仲良くできてるみたいだし。


まぁ、仕方ないかなぁなんて思ってる。

今日は、早く帰れると思ったのにな……


「だぁぁ!むかつく!ちょー嫌だ!」


久々に屋上に来て溜まっていた愚痴を吐き出す


やっぱ、こんな風に吐き出すのが一番なんだなぁってつくづく思う。


「……うるせーよ。ガキか。黙れ。」


うわっ……

てっきり、誰もいないんだと思ってた。


なのに、こういう時にいるんだよね。

「千智……何よ!いいじゃない。先生から雑用を頼まれたんだよ?そりゃあ愚痴も溜まるわ!」


「バカ。お前が先生の話を聞いてなかったからだろ?さっき、言ってたし。手をあげたやつは雑用やらなくていいぞーって。なのに、お前だけあげなかったんだよ」


あのときは……確か考え事してたんだっけ。


あたしが悪いんじゃん


もー。嫌すぎる。


「仕方ねぇ。手伝ってやるよ」


まじですか!!