着替え終わったあたしたちはみんなの待っている校庭に向かう。


「嶋野さん!」


あ、この声!加々美くんだ。

「どうも!」

相変わらずキラキラした笑顔だななんて思ってると

「今度、二人で……」


「恵美理!早くしろ。」


千智に加々美くんの話は遮られて腕を捕まれる


「ごめん!また、今度!」

なんなのぉ!?
「千智……おーい!もう、離してよ大丈夫だよ?」


どうしたのかな。らしくないな。


「お前のせいで肉が食えなくなるだろ?ったく、急ぐぞ!」


あたしの腕はいっさい離さないで走り出す


「よし。ついた。お前、さきに入れ。」

あ、うん。と言ってから店のドアを開けると……



パパパーンッッて言う音が聞こえた。

な、なに?


明らかにクラッカーなんだけど……


「えみりー!おめでとう!!!」



……は?え?なに?