キミの隣 ~何度だって伝える~

千智から可愛いなんて言われたあたしはすごーくご機嫌

それも、そうだよね!
やっぱ、恋って楽しいのかもフフッ

「ここにしよっか!」

悠愛と加々美くんがリードして歩いてたんだけど、急に止まってお店を指差す


……昨日きた、ショッピングモールじゃんか

「ねぇ、恵美!悠愛さ、加々美くんと二人きりになりたいんだけど。いいかなぁ」

それは……千智が……

隣の千智を見ると頷いてくれた

嘘だぁ。どうしちゃったんだよー


「う、うん。わかった……」

あたしでも、わかってる。好きな人の恋を応援するなんてバカみたいって。

でも、それでも笑ってくれればいい。
そう思うほどいつのまにか好きになってた


「んじゃあ、俺と恵美理は出掛けてくる。」


千智があたしの手を握って悠愛たちに伝える


……手を握って。

やばい。


「おー!じゃあ、俺らもどっか行こうか」


あたしたちは、別々に歩き始めた。


これから、心臓もつかなぁ