「……なに、ボーッとしてんの?加々美とか行ったから俺らも行くぞ」


「あ、うん。今行く」


千智……なんか、怒ってる?

なにかしたかな……?


ムスッとしたまんま……嫌だな


「お前さぁ、加々美に可愛いって言われたからって調子にのんなよ?」


なに、コイツ

調子にのる?はぁ?

「乗ってないよ‼そんなの!あたしだって、びっくりしたよ!」


それで、怒ってたの?もう、嫌だー帰りたい


千智はなんも、言ってくれないし


お化粧だって張り切ったのに……バカみたいじゃん。


「おい、なんか、お前違うな。なにした?」

グイッと顔を近づけてきた千智にあたしの顔は真っ赤

気づいてくれた……


「お、化粧したよ?」


似合わないのかな……
もー気になるよ‼


「ふーん。可愛いじゃん」

!?可愛い?この人、え、今可愛いって言った!?


口をパクパクさせてると

「なんだよ。アハハッ恵美理、面白いなぁ」


ニヤッて笑ってきた


ヤバい。


本当に大好き