は、早くつきすぎたかも……


駅前に来てみたものの誰もいないなぁ。

「……あ、嶋野さん?」


この声は……加々美くん‼

「おはよー!嶋野さん、そんな格好するんだね。」


会ってすぐに言われた一言。

ほらぁぁ、似合ってないんだよやっぱり……

「アハハ‼おはよ。悠愛たち遅いね」

遅いねなんて、言ってるけど待ち合わせまであと5分はある。


この、沈黙がたえられない


「あー!おはよー!加々美くんに、恵美!」


悠愛の声が聞こえたから振り向くと千智と悠愛がいた。

な、んで……?


「おはよ。偶然、そこで会った。」


千智はあたしの思ってることをすぐに察したのか教えてくれた。


そっか……

偶然か。

てか、悠愛が可愛い!

いや、かっこいい


「ねぇ、嶋野さん、可愛いよ」


急に耳元で呟いた一言。


あたしは、完全にゆでダコ状態だ。


や、ばっ。


さすが、悠愛の惚れた男