……ふぅ。もう、放課後か。

あれから、少しして戻ったあたしは悠愛にちゃんと千智が行けることも伝えた。

今日はなんと、久々に四人で帰ることになった。

「恵美‼もう、話すの久々すぎるよぉ！」

下駄箱で思いきりあたしに抱きついてきたのはいおだった。


「い、お！苦しいからっ……」

あたしと、悠愛が喧嘩してる間は本当にいおと話せなかったからな……


「いつの間にか仲直りしてるのよね。あなたたちって。本当に、不思議な縁よね。中学から一緒らしいわね。」

まこは、相変わらずで。
本当に四人で帰れてよかったなってあたしは思った。


「今日はカフェでいいかな？なんか、話して帰ろ‼」

いおの、提案で今日はカフェで女子会になった。


テーブルに座ってそれぞれが頼むと今の今まで口を開かなかった悠愛が言った。


「まこ、いお、お願いがあるの。明日、悠愛と恵美は出掛けるんだけど。悠愛たちの洋服選んでくれない？」

だからか！と、納得することができた。

悠愛から四人で帰ろなんて、言わないもん。

カフェに入ろうって言ったのはいおだけど、一緒に帰ることを提案したのは悠愛だった。


でも、明日の服？

別に、私服でも……



ダメだ。男子いるんだ！！