その日の帰り道。あたしはお母さんに頼まれてスーパーにきていた。


なんか、後ろから気配がする。


その予感は的中してた。


後ろにニヤニヤした男が一人いた。


やばいよね。



「ねぇ、お嬢ちゃん。ちょっと、来なよ。」


やだ。こわい。無理だよ……

あたしは、聞こえないふりしてスーパーをでた。


細い路地に入って走るけど……男に追い付かれてしまった。

男はあたしに近づいて制服のボタンを1つずつ外していく。


怖くて声もでない。


誰か……たすけて。



「警察のかた!こっちです!」


誰かがそう言うと男は逃げてく。


怖かった……

「あ、お前。嶋野だっけ?」


え、この声……


「た、ちばな!」


最悪!よりによってこいつかよ!