キミの隣 ~何度だって伝える~

「恵美‼こんなとこにいたの?」

まこかと思った。でも、ちがくて
「悠愛……」

そう。悠愛だった。
どうして?なんで?
あたし、ひどいこと言ったのになんで


「バカ!本当にバカね悠愛凄い心配したんだよ‼」

どうして、悠愛はあたしと話してくれるの?
「悠愛……あたしのこと、許してくれたの?」

「なんの、話よ……加々美君のこと?それならいいよ。悠愛だって一人で恋できるもん。」


むきになる悠愛はかわいくて笑ってしまった。

笑わないでよーなんて、頬を膨らませる悠愛がこれほどにも愛しい。


「あたしたち、親友だよね?」

「なにいってんの?大親友だよ!」


いつもより、頼もしく見えた。

あたしたちは、それから一時間サボッた。