返事は様々だったけど『迫る~?なにすんの~?』とか『ふぅん、楽しそうじゃん』とかだった。

6人は仲が良いらしいし、ノリノリの雰囲気になったところで、あたしは言った。


『明日の放課後、屋上に来た女子に脅して、遊びに誘い出してよ。その後は好きにしていいよ。ただし、あたしが良いって連絡するまでは出てこないでね』


『りょ~か~い♪』『楽しみじゃん』『好きにしていいとか♪』

反応は上々。

あたしは、画面を見つめながら一人、部屋の中で笑っていた。




そして、今に至る。

屋上への階段を上り、ほんの数センチだけドアを開けて、屋上の様子を伺うと人の影が見えた。


あはは、いるいる。

あ、ちなみに今日のサッカー部の練習はナシ。

なんか、顧問がいないからとかなんとか。

唯翔から聞いた。

今日なら絶対に来ると思った。