獣★愛SS~最強ケダモノ男子の特別視線~







「ど、どうしてお前……」



「蒼が心配で……。大丈夫?」






心配?

俺はただ頭を冷やしに来ただけなのに?






「大丈夫だけど……、心配する理由がどこにあんだよ」




「さっきまで喧嘩してたじゃん」




「それだけで?」







「いつもより口調が荒かったし、いつもなら流しそうな言葉にも敏感になって言い返してたし、……気分でも悪いのかなって」






……え?



雫が次から次へと紡いでいく言葉が、二人だけのこのバルコニーにとてもよく響いた。




そのせいか、俺の耳には、雫の声がクリアに聞こえて、さらに胸を刺激させた。