獣★愛SS~最強ケダモノ男子の特別視線~






「あ~~っ!!!」


さっきから、胸の奥が熱くてむずがゆい。




俺は前髪をかきあげて、目を伏せる。





夜の景色とか綺麗な空とか、今はそんなの目に入らねぇ。


ただ脳裏をよぎるのは………








「――蒼!」








あいつの笑顔だけなんだ。





幻聴?

いや、確かに聞こえた。



目を丸くしながら振り返ると、そこにはちょうど脳裏をよぎっていた雫がいた。






――ドックン…



今まで以上に大きく揺れた心臓に、頬が赤みを増していく。