大声を出したほんの数秒後、ハッと我に返る。
やべぇ、ついまた言っちまった。
挑発的な態度取るこいつが悪い!!
てか、さっきから新平がこっちを見てるし。
周りの客も、ざわつき始めてるし。
「二人とも!」
大きくため息をついて反省していると、雫がいきなり声を出した。
いきなりのことすぎて、俺と郁人は目を見開く。
「パーティー楽しもうよ」
怒られるか?と思ったが、全然違った。
雫はただたんに、このパーティーを喧嘩なんかで潰されたくなかっただけだった。
「そうだね~。ごめんね、雫ちゃん」
郁人はすぐに険しかった表情を元に戻して、雫の隣に並ぶ。



