――パッ
すると急に、パーティー会場の明かりが消えた。
豪華なシャンデリアの光が消え、会場内は闇に包まれる。
招待客がざわつき始め、どうしたのか、何か事故でも起こったのか、停電か、と騒いでいる。
「レディースアンドジェントルマン!」
マイク越しに聞こえてきた明るい声とともに、パーティー会場の前の方に設置してあるステージに光が照らされた。
「ようこそ、10周年記念祭へ!!」
そのステージの中央。
ライトが多く集まる場所に立っていたのは、郁人の義父だった。
「お忙しい中、お集まりいただき光栄に思います」



