――パーティー会場に着いたのは、それから10分後。
ここは、迷路みたいだ。
俺は切実にそう思った。
「ひ、広すぎ……」
雫はパーティー会場のこの大広間を見て、そう呟いた。
「パーティーまで、あと40分くらいか……」
新平が、自分の腕時計を見ながら、ポツリと呟く。
パーティーまであと40分もあるのに、既に多くの招待客が来ている。
綺麗にセッティングされたパーティー会場は、想像していたものよりもずっと華やかで、居心地が悪かった。
「あっ、皆~~!!」
すると、背後から聞いたことのある声が聞こえ、俺らは反射的に振り返る。
そこには、尊敬している人がいた。



