獣★愛SS~最強ケダモノ男子の特別視線~






こ、これ……夢とかじゃねぇよな?


現実、だよな?





「ね、ねぇ、蒼……」



「な、なんだよ」




「私、場違いな気がしてしょうがないんだけど……」





雫の声は、緊張しているのか震えていた。


俺もさっきから、慣れてない場所で内心固まってるし。






「郁人って、すごいんだね」



「郁人がすげぇんじゃねぇ。郁人の親がすげぇんだ」



「そ、そうなんだけどさ」



「ま、言いたいことはわかるけどな」






これが“日常”の郁人が、なんか別世界の人間って感じがするんだろ?


わかりたくないけど、わかる。




洋館での郁人はただのうるさいチビだが、ここでの郁人は本当にお坊ちゃまみたいで、変な感じだ。