獣★愛SS~最強ケダモノ男子の特別視線~






「玄関はこっちだよー」



平然とした顔で、郁人は俺らを玄関まで案内した。




車から降りたのは、郁人の家の入口。


入口といっても、そこが玄関ではない。



強いて言うなら、「庭の入口」。





家の入口は、まだまだ先の方だ。


結構距離があるんだよなぁ。







「この馬車に乗ってねー」




まじか。







てっきり玄関まで歩くもんだと思ってたけど、まさかの馬車。


普通家にそんなもんねぇよ。




雫なんてさっきから、開いた口が塞がってねぇし。





庶民の常識を、簡単に覆しすぎなんだよ、このやろう。